Adobeが必要な時といえば、仕事でWebデザインをしていた時。
しかしライターとしての仕事だけで考えると、AdobeCCは不要では?
Canvaだけでも事足りるのではないか、コストも抑えられるし…と、AdobeCCの代用にCanvaを使ってもライティング系の仕事に支障は出ないか考えてみました。
Canvaとは
Canvaは、SNS用のグラフィック、プレゼンテーション、ポスター、ドキュメントなどコンテンツ作成のためのグラフィックデザインプラットフォームです。
詳しくはこちらでまとめました。
Webデザインやスキルを習得したいならAdobeCC
Webとは言っても私がメインで作っていたのはJimdoやWixベース。
JimdoやWixなら写真と文章を組み合わせるだけで簡単にホームページを作ることができました。
しかし、ロゴデータに多いベクター系の素材を扱う場合があったことや、動画制作を学ぶためにはAdobeのソフトの方が、制作業をメインにするなら適していました。
デジハリのアカデミック版なら、年払いで約40000円ほどで購入できたので「これぐらいは仕方ない。必要経費!」と捉えていました。
AdobeCCアカデミック版とは
学生のためのお得なプランです。通常年間72,336円の使用料が、Adobeが認めたスクールで約40000円程度の通信講座を受講すると、講座+CCを1年間使用することができます。
商用利用もできるので大変助かります。
CanvaProプランと比較

Canvaのプランは無料プランひとつと、有料プラン2つの計三つのプランがあります。(2021年8月5日の時点)
有料プランは価格が安い方からProプラン、企業プランです。
無料は最低限の機能しかありませんが、有料プランになると様々な機能が使えるようになり、保存できる容量も増え、有料素材が追加費用なしに使用可能になります。
私が利用しているのは、価格と機能のバランスがよいProプランです。
年払いなら12000円、月額払いなら1500円なので、個人事業者に負担が少ない金額だと思います。
前述のAdobeCCのアカデミック版(年払い40000円程度)と比較すると、金額差は大きいですね。
このProプランと、AdobeCCアカデミック版を比較した感想をお伝えしていきます。
ブログ系バナーはCanvaがラク
Canvaはテンプレートを選んでテキストや色を変更するだけで簡単にデザインが決まります。

テンプレートだけでなく、イラスト素材や写真素材など、様々な素材がすぐに利用可能。
無料プランと比べるとProプランなら素材の種類は豊富です。

ブランドロゴやブランドカラーも指定できるので、仕事で使いたい場合はトンマナを統一しやすいです。
トンマナとはトーン(tone)&マナー(manner)の略称です。
広告やWeb制作のデザインにおいて見た目のイメージに一貫性をもたせること。
ライティング依頼の場合、グラフィックの依頼がある時は意識します。
個人事業でもご自身のブランドカラーを設定しておけば、個別に色を指定しなくて済むし選ぶだけなのでCanvaでの作業が楽です。
なおこの「とどけるブログ」のブログバナーは全てCanvaで作成しています。(写真だけの素材を除き)
使うフォントや色も統一してトンマナを意識しています。
Canvaと同じようなことができるアプリはAdobeCCにもあります。
Adobe Sparkというサービスです。
高品質な素材も使えますが、非デザイナーの方ならCanvaで十分という印象ですね。
Canvaなら動画作成も簡単
動画の作り方もCanvaなら他の静止グラフィックと同様です。
テンプレートを選んで文字や動画を入れ替えるだけで、まとまりある動画が作りやすいです。
フォントも音楽素材もProプランなら充実しています。
まとめ
非デザイナーがブログのバナーを作成し、簡単な動画を作る程度ならCanvaのプロプランで十分だと思います。
注意点は現時点ではベクター素材(Adobe Illustratorで保存するファイル形式)を扱うかどうか。
ベクター素材をお客様とやり取りすることがあるなら、Adobeの方がスムーズでしょう。
私自身はこの半年はライティングの仕事がメインだったため、Canvaだけで困ることはありませんでした。
▼ Canva公式サイトはこちらから
