動画を作りたいけど、SONYのα7をいきなり買うのはどうなのか?
ボディ込みで20万円以上、さらにレンズやアクセサリーを考えたら躊躇しました。
プロならSONYのカメラで間違い無いとはよく聞きましたが、受講した動画スクールの課題を出すために自分の手持ちのカメラでは難しかったからカメラを買い足さなければ…という状況でした。
状況と自分のスキルを考慮して選んだのは、SONYのコンパクトデジタルカメラ「SONY RX100M7」。
SONY RX100M7とはどんなカメラ
α9同等のスピードを実現したコンパクトモデル
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/camera/sony/rx100m7/index.jsp
手のひらサイズのコンパクトボディに1.0型積層型CMOSセンサー搭載したソニー(SONY) 「RX100M7 (RX100 VII)」。24-200mmズームレンズと世界最速0.02秒AF、リアルタイム瞳AFで躍動する瞬間をダイナミックに切り取る事が可能になります。シューティンググリップを装着すれば片手操作が出来るので長時間撮影をする方におすすめです。
ビックカメラ.comから引用
- 手のひらサイズのコンパクトボディ
- 世界最速0.02秒AF
- シューティンググリップを装着すれば片手操作が可能
2019年8月30日に発売されました。
実際にRX100M7を使用して作られたという上記の動画を見て、これなら自分の用途には十分対応してくれそうだと思いました。
実際に使ってよかったこと
一眼レフとは全く違うコンパクトさ
もともと持っていた一眼レフカメラ「EOS kiss x7」は世界最小クラスの一眼レフと言われていました。
それでも出先に持っていこうと思えばカメラバッグとほぼセットでかさばります。
RX100M7を持ち出してからは、普段使いのカバンに問題なく入るため、カメラを持ち運ぶ機会が多くなりましたね。
撮るときに被写体が「撮られている」と感じるプレッシャーも少ないようです。
「撮るだけ」でかなり綺麗な動画
写真で「撮って出し」と言われるのは、撮影した写真を補正せずにそのままで出すこと。
それと同じように撮っただけの動画でもかなり綺麗だと思いました。
撮って出しが嫌な場合は付属のクリエイトフィルターであらかじめ仕上げたい雰囲気に合わせて動画素材を撮影することも可能です。
レンズ交換がいらない
広角から望遠までカバーする24-200mmズームのおかげで、幅広い撮影シーンに対応してくれました。
旅行中に荷物を増やしたくない時には助かるカメラです。
Logでの収録が可能
動画の色を細かく調整できる(カラーグレーディングができる)Logでの収録が可能でした。
手持ちの一眼レフではLogでの収録ができなかったので、自分には必要な要素でした。
プロの動画クリエイターやYouTuberならカラーグレーディングは当然のようですが、非デザイナーならそこまでこだわらなくても十分だと思います。
カラーグレーディングまで行うとなると、マシンのスペックもかなり高くないと厳しい。
今ひとつだったこと
室内だとレンズが暗い・ボケが弱い
室内のイベント撮影で、レンズがもう少し明るければよかったのにと感じることはありました。
センサーの大きさは一眼レフより小さいし、F値は2.8-4.5。
一眼レフで明るいレンズを使った時と比べるとどうしても。
室内のイベントならRX100M7とiPhoneを比較した場合、正直言って差があまり感じられませんでした。
室内の撮影が多ければ、レンズの明るさはもう少しあったほうがミスマッチは避けられそうです。
また、ボケ感の強い素材を撮りたいのであれば一眼レフの方が撮りやすいでしょう。
RX100M7 作例
カラーグレーディングあり
動画講座修了後に作った動画です。
カラーグレーディングなし
動画講座の途中で作った動画です。カットが短い箇所が目立ちます…
まとめ
プロ機ほどコストはかけたくないけど、綺麗な動画が撮りたい。
その後編集も可能な余地も残せる動画撮影ができるカメラとして、RX100M7はとても優秀でした。
携帯より綺麗にかつ簡単に写真を撮ることもできます。
高性能ゆえに、自分が使いこなせたらもっと表現の幅が広がるのだと思いますが、そこまで到達できなくても十分満足しています。